ハーシー色のタイル100枚

妊娠生活とリウマチネタ中心ですよ

「臨牀看護 関節リウマチケアの基本と患者の意思決定を支える看護」

前述の国会図書館で見つけた一冊。

臨牀看護 2013年 12月号 [雑誌]

臨牀看護 2013年 12月号 [雑誌]

 

 看護職の方向けの専門誌ですが、リウマチについて色々とコンパクトにまとまっていて読み応えがありました。公式HP*1で目次が確認できますが、一部引用。

  • リウマチ患者の心理的支援<金外淑(兵庫県立大学看護学部)>
  • 関節リウマチと家族ケア <須賀喜文(奈良県立医大付属病院)>
  • 関節リウマチ患者を支える社会資源の有効活用:医療、福祉制度等<松田真紀子(杏林大学医学部付属病院)>

 専門的な診断基準やスケールなども掲載されていましたが、個人的には心理的支援、事例をあげてのアセスメント*2•モニタリング*3について記述があったのが嬉しかったです(家族ケアの項はJIA=若年性突発性関節炎についての事例検討でした)。

慢性の疾病にかかると、無力感、将来への不安感、これまでの生活を変えなければいけないイライラ、色んな気持ちがない交ぜになります。私も看護師さんの前で泣いてしまったことがあります。看護師さんに気持ちが助けられたこともあります。

ただ、逆に知人の看護師からこころない発言を聞いたこともあります(その知人は私がリウマチと知りません)。その方は知識がなかったからこその発言でしょう。専門的な知識をもつ看護師さんが増えると、身体的にも、心理的にも助かると感じます。

他にもRA看護師ネットワーク*4や生物学的製剤の比較表、栄養指導、口腔衛生等についての記事がありましたので、興味がある方はぜひ。

 

…って臨床看護休刊になってしまうのですね〜(´;ω;`)まだアマゾンでは手に入りますし、ご近所の図書館でもご確認を〜。

*1:最新号|臨牀(臨床)看護|へるす出版

*2:援助者が対象者の情報を収集•分類しニーズを把握すること

*3:援助の効果等について分析•評価し、再度援助にフィードバックすること

*4:リウマチ看護師ネットワークについてhttp://kanzaki-nursing.jp/network.html 兵庫県立大学大学院 神崎初美研究室